近年は、デザイナーズハウスが増えてきています。デザイナーズハウスは、デザインを重視した住宅の事ですが、さまざまなデザイナーの方向性があります。例えば日本の伝統に合わせたデザインもありますし、中でもヨーロッパの家は日本の住宅とは違う魅力を持っているのが特徴です。そのため、あえてヨーロッパの家を建築したいと考える家主もいます。
欧州スタイルの住宅を建築するためには、まず輸入住宅を専門的に扱っている業者に依頼する必要があります。輸入住宅を専門的に扱っている業者は日本にたくさんありますので、その中でもヨーロッパスタイルの住宅を建築しているところを選ぶ必要があるでしょう。
ヨーロッパの家の魅力の1つは、まず開放的なことです。日本の住宅の場合は、リビングや和室そして子供部屋や寝室などそれぞれ部屋に壁と扉がありますが、ヨーロッパの家の場合には壁が少なく部屋と部屋が区切られていないことが多いです。そのため、同じ面積の住宅でも広く感じやすく開放感を味わいやすいといえます。
次に、おしゃれなデザインの住宅が多いのが特徴になります。例えば、ヨーロッパの中でも地中海沿岸の住宅は、カラフルで色とりどりの住宅が建築されていますが、これを日本でも実現することが可能になります。またレンガ造りの住宅などもあり、外から見ると個性あふれる雰囲気が漂っているでしょう。耐震性なども兼ね備えており、安心して住むことができます。
一方で、丸太の住宅なども注目されています。丸太の住宅は、ヨーロッパの家の中でもフィンランドやデンマークなどの北欧の国々で利用されている住宅です。外から見てもおしゃれですが、実用的な面も多いのが特徴です。木材がむき出しのままになっているため、木の匂いを感じながら暮らすことも可能になります。木の家だと、火災が発生したときに燃えやすいのではないかと心配する人もいます。確かに、コンクリートに比べると木材を使った住宅の方が燃えやすいです。しかし実際には丸太で作られている外壁の住宅は燃えにくいです。丸太を使った住宅の壁は、直径10センチがそれ以上の丸太が利用されており、炎が当たった部分の表面は黒くなりますがそう簡単に燃える事はありません。
北欧の住宅の場合は、断熱性や機密性なども優れているでしょう。もともと寒い地方の住宅のため、設計自体も外からの寒さが入ってこないように工夫されています。日本でも、冬の季節は氷点下になることも多いですが、そのような寒さの中でも部屋の中はあったかく過ごすことが可能です。
素材まで海外から輸入する場合には、輸送するときの費用も考えておきたいところです。