どのような業界にも専門用語があるように建築の業界にも専門用語があり、建築家を目指す人は建築知識を学ぶうえで専門的な用語も学ぶ必要があります。かつてはそのような専門的な言葉は専門の本などで学ぶので建築家以外の人はあまり知らばい言葉も多かったのですが、近年ではインターネットで用語集一覧などのサイトでも見ることができるので、建築家以外の人でも簡単に調べることができます。
例えば外壁の種類にはサイディングやALCなどがありますが、その違いを調べるには建築の用語集や検索窓を使って調べれば出てきます。サイディングとは、「本来外壁に貼る板材の総称でセメントや金属を使った外壁材のことをいい、12mmから18mmのセメント系サイディングを釘や金具で止めていく止めていくのが一般的です」と記されています。一方ALCは、「軽量気泡コンクリートのことで施工や加工が簡単で断熱性や耐火性が高い外装材で住宅の外壁には50mmの板が使われます」と意味や使い方を記載しています。これらを用語集一覧で調べると、50音別やカテゴリー別に調べることができるので便利です。
建築家は建物を構築しますが、サイトを構築することを専門とする職業の人もいます。そのような人が使う専門用語を集めたインフォメーションアーキテクチャー「IA用語集」というサイトがあるのですが、そこではサイトを構築するために覚えておきたい用語や記事が掲載されています。
例えば「バナーエリア」という言葉ですが、それはサイトの構造に関わらず自由に関連コンテンツへの導線を掲載できるエリアのことで、関連した用語には「アクションナビゲーション」や「コンテンツナビゲーション」、「ファンクションナビゲーション」や「認知的ウォークスルー」などがあります。
アクションナビゲーションとは、詳細のページで次のアクションを促すナビで、次のアクションとは「申し込み」などです。コンテンツナビゲーションは、詳細ページからさらに商品のスペックや価格などの別ページに誘導させるナビゲーションで、ファンクションナビゲーションとはカテゴリが製品ではなく、機能から誘導するようにすることです。認知的ウォークスルーは、ユーザーが積極的に参加をするための行動に重点を置いて、ユーザーが最終的に商品購入や会員登録などのゴールをするまでにどのような行動をとるのかを仮説立て、その仮説に添ったシステムで評価をし問題点を見つけていくことです。
これらのことがIA用語集で調べることができるのです。